職人気質なジュエリーデザイナーが見せる製作裏側

ジュエリーデザイナーのスタイル

ひとことで職業、ジュエリーデザイナーと言っても実はさまざまなスタイルがあるんです。

  • 宝石店などでのリモデルカウンセラー
    • リモデルカウンセラーとは、リメイクのご相談の対応をし、時にはデザインも提案
  • 自分のサロンでオーダー&リメイク
  • 企業で開発する商品の企画デザイン
    • 企業の社員でデザイナー業務をする
    • 企業と契約しデザイン画を売る
  •  ギャラリーなどで個展するジュエリー作家
    • 個展を開いて、作品を展示紹介したり
    • 作品を発表する

そして私のように

オリジナルブランドを立ち上げ、自社ブランド商品のデザインして、販売まで一貫して手がけるデザイナーもいます。

デザイン画だけ描いて製作は職人さんにお願いする方

デザイン画を描いて製作までされる方もいます。

ジュエリーは身につけるものなので、ただデザイン画を描けるだけではなく、素材の構造や強度、石の性質、着用感などの知識が必要になります。

イタリアでジュエリーの制作を学ぶ学校をわたしは卒業してますので、もちろん作るのは大好きです!

そんな私の職人な一面をお見せします♪

展示会では接客する際、おしゃれをして華やかでキラキラしたイメージの中にいますが、作業場はほんとうに地味なんです。

ジュエリーデザイナーなどという言葉の響きからは遠くかけ離れた現場なんですよー!

机の上にはあれこれパーツが並びます。

石の形に合わせて、金の板を糸ノコで切って丸めて、バーナーで火をかけてロウ付け(切ったところを溶接すること)したり…

火をかけると、酸化して真っ黒になります。

こちらが金ロウと呼ばれるものです。金より融点が低いので、溶接したいところにバーナーで火をかけて溶かしていきます。

小さく切って使います

ロウ付けした後はヤスリをかけたり、磨いたりします。

この作業で手がボロボロになるので
ネイルはサロンではなく自分で塗ります

薬品に漬けて酸化した部分をおとすと金そのものの色がふたたび現れます。

その後、石留めをして綺麗に仕上げてやっとピカピカのジュエリーになるんです!

ジュエリーは作っただけでは輝かず
金は磨いてはじめてピカピカの黄金色になります♪

時には、打ち出しといって板を“タガネ”で叩いて作ることもあります。

“タガネ”とは鉄の棒線を自分の手に合った長さに切って、先端の形がぞれぞれ違うものをすべてお手製で作ります。(イタリアの学校では最低30本は作らされました)

こちらは銅板を、裏側から表側から叩いて作ったオーナメント。フィレンツェの象徴的な紋章です。

イタリア仕込みの打ち出しの技法なので、できる人は少ないのです。

技術を習得するのはコツコツ忍耐と努力のみです!(笑)

出来上がると見違えちゃいますよね♪ 

こうやって丁寧に作った作品が思い浮かべたイメージどおりに出来上がると、テンションMAX!

私すご〜い、天才だわ〜!

となります(笑)

これがこのお仕事の醍醐味です。

たくさんの素敵なジュエリーを見えないところで“鶴の恩返し”のようにコツコツ作ってお届けしますね♡

合わせてこちらもどうぞ♡
知られざるジュエリーデザイナーの裏側 (ameblo)

好きなことを焦らず続けることって必ず形になって開花します♡

Pretty Rich♡ジュエリーサロン
高橋ユキでした🎵

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